エースが脱退に走るきっかけになったのは何であろうか?
まず最初は「ALIVEU」のスタジオテイクで、自作”Rocet Ride”以外にはプレイしていないと言う点
この曲のレコーディング以外にはスタジオにすら出て来なかったと言う話、「地獄の狂獣〜ALIVE!〜」でゴールドディスク
を取り、バンドの人気も上昇し、有頂天になった為か?この頃からエースはレコーディング中にも「○時までに終わらないかな、
友人とポーカーする約束があるんだ」等と言っていたりしていたと言う。
実際、「地獄の軍団/DESTROYER」ではCGreatExpecationsESweetPainでは参加していない。
「LOVEGUN」に於いては他のメンバーも”自分の曲は自分でレコーディングする”事が多くなり、CShock Meではドラム以外
は全てのパートをこなしている。もともとこのアルバムに「Rocket Ride」を収録したかったものの、ジーン、ポールに却下され
た為に「ALIVEU」に再提示した様だ。
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そしてバンドの解散の危機を救うべく出した各自のソロアルバムが、皮肉にもエースに”ソロでも充分やっていける!”と言う自信をつけさせて
しまった。 「地獄からの脱出/DYNASTY」でも”Shock Me”同様、自分の曲A2、000ManFHardtimes
HSave Your Loveではドラム以外は全て自分でプレイし、「仮面の正体〜UNMASKED」では”自分の曲はジーンにベース
を弾かせなかった”と言うコメントが象徴している様に、”ジーン・ポール対エース”の組織図が明らかになっている。
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そして「魔界大決戦〜MUSIC FROM THE ELDER」でついにエースが!!
新たな試みのこのコンセプトアルバム、ストリングス多用で出番を削られたエース、「こんなのロックンロールじゃない」(エリック・カーも同意見の様だった)
エースは自宅のスタジオを出ようとしなかった為、レコーディングは平行して各箇所で行われると言う事になる。事実上の脱退と言っても
過言ではないかもしれない。
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後にある雑誌の取材で”ほら、キッスの「魔界大決戦」と言うアルバムがあるだろう?あれを作っている時、俺はちっともハッピーじゃなかった。
だから俺は俺がやりたい音楽をやる為にキッスを辞めたんだ、実際に辞めてからは何でも自分の好きな様に出来るから、やっててすごく楽しいさ”
と語っている 。
そして、”演劇的な要素が音楽よりも目立っていると俺には思えた時期が確かにあったよ。俺は決して音楽をショウの付属物にはしたくなかったんだ。
上手くプレイできなかったけどステージでの動きがとても良かった時に、「今夜のお前のプレイは最高の出来だった」と皆に言われたり、プレイに
集中して動きの方が少しおろそかになったりすると、「今日の出来は悪かった」なんて言われたりしたんだ。キッスにとって音楽は一番大切な要素では
ないんだという事に気付いたのはその時だよ。これも、後になってバンドから脱退することになった理由の一つになるんだ。”とも語っている。 |